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終わる日が来るのでしょうか(汗) [わすれんぼうの王様]

「ぷぎゃっ、なになに? なにがおこったの?」
いきなり水をかけられ、ドライアドがびっくりして目をさましました。
「あ、起きた」
ゆうとくんの言葉に、ドライアドはゆうとくんのほうを見つめます。
「に、人間!」
そこでようやくゆうとくんに気づいたらしいドライアドは、ゆうとくんの手の上を後ずさりしようとして、ようやく自分がとんでもなく高いところにいる事にも気がつきました。
「お、お願い食べないで~」
手を合わせ、涙を浮かべるドライアドの言葉に、ゆうとくんはえりかちゃんと顔を見合わせ、苦笑するしかありませんでした。
「大丈夫よ、ドライアド。あなたを食べようなんて思ってないわ」
安心させるように声をかけるえりかちゃんに、ゆうとくんはうんうんとうなづいてみせます。

「ところで・・・」
地面から遠くはなれた場所は苦手だと言うドライアドを地面に下ろし、自分達もすわりこんだえりかちゃんが改めてドライアドに声をかけます。
「ところでどうしてこんなところに倒れていたの? ドライアドはいつも木と一緒にいるものだって聞いたけど」
その言葉にドライアドは、その木を助けるため、旅をしてきたと言いました。
ドライアドの木の根元には細い川が流れこんでできた小さな泉があって、その泉のおかげでドライアドの木もその周辺の木も乾きを知らずに過ごしてこれたのですが、二週間ほど前、急に川の水が止まってしまい、小さな泉も干上がるのは時間の問題となってしまったため、ドライアドが意を決して自分の木から離れてきたという事でした。

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共通テーマこれであってるのかな~。
でも他にないし…。


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